このコラムは、あるひとりのライターが「企業広報支援ライター」と名乗って活動していた5年間(2013年〜2018年)の経験をもとに書いた当時のブログを、一部改訂して再掲したものですその仕事に、私は完全に参っていた。あれは2年前くらいのことだ。「おもしろそう」と、さしたる深い考えもなく受けるようになった仕事。内容は取材と執筆。詳細は伏せるけれど、シンプルなシリーズもののインタビュー案件だった。その時期、他にもよく重なっていたのは、「1時間の取材をし、だいたい1~2週間くらいで3,000字程度の記事を1本書く」というスタイル――つまりはオウンドメディア、ウェブ