トナリノ広報部では現在、コミュニティメンバーのみなさんと一緒に、「アクティブ・ブック・ダイアローグ®」という読書手法を応用し、複数人で1冊の本を分担して読み、その内容をシェアし合う形式の読書会を試しに開催しています。
私たちが開催するABDで大切にしていることは、以下の2点です。
- 本のテーマを起点に、同業者同士が雑談や情報交換をすること
- 事前準備が必要なく、対象の本さえ購入すれば参加できること
今回選んだ一冊
『AIに選ばれ、ファンに愛される。 変わる生活者とこれからのマーケティング』佐藤 尚之著(2025)
開催4回目となる今回の読書会。より仕事に直結しそうな本を、少し時間をかけて読んでみようと考え選定しました。
著者の佐藤尚之さんは、ファンを大切にしたマーケティングである「ファンベース」の考え方でよく知られています。AI関連の話題が日常的に飛び交う今、あえて「AIを使いこなしてビジネスで成功する」以外の手法も本書を通じて知ることで、業務に役立つヒントを得られたらと考えました。
当日の流れ
当日の流れは、以下の通り。
- 前提となる第1〜6章のポイントを運営チームからざっくり共有(15分)
- 第7章から読む箇所を選んで要約し、スライドに記入する(30分)
- 要約した内容を、順番に参加者全員に伝える(各2分)
- フリートーク(残り時間)
今回は第7章 AI時代「6つの物語」から、以下の4つの物語をサマライズしました。
- ベンチャー企業、転換の物語
- 業界大手企業、苦難の物語
- 個店と商店街、生存の物語
- 地方自治体、出発の物語

- 運営チームメンバーが作成したサマリー
サマリー発表後の自由なトークタイムでは、こんな話が。
- 新規層にリーチするだけでなく、いまのユーザーに話を聞くことからスタートしていた。すぐにできることがあると感じた
- コミュニティの活性化が打開策になっているものが多いが、実際はなかなか難しい。活性化のために何ができるのか
- SaaSやアプリなどの無形商品は、機能や価格で選ばれやすく、ファン作りの難しさがあるのではないか
- ファンをベースに展開させていくルートは、時間がかかることも多い。会社や団体などの体力も必要になる
- 個人活動で「ファンづくり」を行うために、どんなことができるか?
当日読んだのは本のごく一部の内容でしたが、「さまざまな主体が時代に変化を迫られ、いかにアクションをしたか」というシミュレーションの物語パートを分担して読んだために、現実の類似事例や、ぶつかりそうな壁などの話で盛り上がりました。
また、「本書の内容を参考に、自分も実践してみようと思った」という声もあり、読書会が実務のヒントを得られる場として機能していることを感じました。
この「みんなで分担して気軽に本を読む会」は、基本的にコミュニティメンバー向けのイベントとして実施していますが、メルマガ会員のみなさまにも参加いただけるようにしています。(メルマガ登録自体は無料ですが、イベント参加は有料)
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