【自由研究オフ会】「ジャンルを問わない、おすすめ本の話」レポート #04

トナリノ広報部コミュニティのSlackチャンネルで実施している「#自由研究」。今月も、この自由研究チャンネルのオフ会をオンラインで開催いたしました。
【目次】
自由研究チャンネルとは?
学んでみたい分野の書籍
「履歴からのレコメンド」ではない出会い
今後もカタチを変えて開催予定
自由研究チャンネルとは?
自由研究チャンネルでは、普段自身がいるビジネスの領域から少し踏み出し、異なる分野を知ることで視点を広げ、実業務の企画アイデアや発想源につなげていく、という活動を行っています。
例えば、
- 流行っている漫画やアニメは、どうしてここまで流行しているのか?
- いつも行列ができているお店は、どのような施策でファンの心を掴んでいるのか?
- 理由はわからないけれど、繰り返し見てしまう映画。その理由は?
- 歴史上のできごとを、PR目線でふりかえってみると……?
などを考察しています。世の中に広く認知されているものにはきっと何か理由があるはずです。
その対象に注目し、コンテンツや施策、発信方法や媒体選定などについての思考を深めることで、実務に役立てられるヒントを得られるかもしれません。
トナリノ広報部コミュニティ内のSlackにて、毎週水曜日に自由研究を投稿しています。メンバーシップの方にご覧いただけるコンテンツのひとつです。
これまでのオフ会もレポートがございます。こちらもあわせてご覧ください。
▼【自由研究】オフ会「最近、何にハマってますか? – エンタメ編」レポート #01
https://tonarino.work/jiyukenkyu_report_01/▼【自由研究】オフ会「『お客さんとしての感覚』と向き合う、購入体験の話」レポート #02
https://tonarino.work/jiyukenkyu_report_02/▼オフ会「広報活動における媒体研究」レポート #03
https://tonarino.work/jiyukenkyu_report_03/
今回の自由研究オフ会は、「ジャンルを問わない、おすすめ本の話」と題して、いつものオフ会よりさらにゆるく、みんなでおすすめ本を紹介し合おうという会。
当日は、「これから読みたい、気になっている本」「過去に読んで気に入っている本」「最近読んだ本」をトークテーマに、それぞれ持ち寄った書籍を紹介しました。
いつものオフ会よりもゆるいからこそ、メンバーのみなさんの趣味や嗜好を知れる興味深い時間となった今回。
このレポートでは、当日話題に上がった書籍と関連情報を、①学んでみたい分野の書籍、②「履歴からのレコメンド」ではない出会いの2つに分けてまとめます。
①学んでみたい分野の書籍
まずは「これから読みたい、気になっている本」として挙げられた中から、「書く仕事」や「広報/PR」にもつながりそうな書籍を一部ご紹介します。
UXライティングの教科書 ユーザーの心をひきつけるマイクロコピーの書き方/仲野 佑希(監修)、 キネレット・イフラ(その他)、郷司 陽子(翻訳)
ビジネスマンのための新教養 UXライティング/髙橋 慈子(著)、富永 敦子(著)
近頃話題になることが増えた、UXライティングについての書籍。
オフ会では書籍以外にも、UXライティングについて話題が広がり、SmartHRさんのプロダクトガイドラインや、UXライターの仕事を紹介する記事の感想などを共有し合いました。
SmartHRというプロダクトにおける、ライティング方針をまとめているガイドライン
https://smarthr.design/products/contents/ライティングガイドラインとその使い方、表記などが整備されています。
言葉の選び方や言い回しなども明確に定義されていて、プロダクトだけではなく、メディア運用や企業として発信する際の参考にもなりそうです。
言葉のこぶしで理解(わか)らせろ!SmartHR式、UXライターの流儀
https://note.com/oujimiyahara/n/n3fbc1783bb25UXライティングやSmartHRさんにおけるUXライターの仕事についての社内インタビュー記事。以前、トナリノ広報部のSlackでも共有されていました。
この記事内では、UXライティングは「困る前」のユーザーを対象とした文章だとされています。ユーザーがどういった状況の時に示される文章なのかを考える視点は、実務に取り入れたい学びとなりました。
Microcopy&UX Writing Japan Facebookグループ
https://www.facebook.com/groups/130943384789501UXライティングに関する最新情報を知ることができるFacebookのプライベートグループ。
国内外のUXライティング情報収集の場のひとつとして、興味のある方がいらっしゃればご覧ください。
批評の教室 チョウのように読み、ハチのように書く/北村 紗衣(著)
SNSで作品の「考察」を見かけることが多くなり、それとの違いが気になったことから、「批評に興味がわいているとご紹介いただいた書籍。
ネガティブな印象を持たれがちな批評。ですが、その視点を学ぶことで、物事の捉え方が広がったり、自分の手がけたものへの意見を健康的に受け取ることができるようになったりしそうです。
オフ会では、書籍とともにUnicocoさんの「心を殺さないための批評講座」というカルチャースクールも紹介されました。
心を殺さないための批評講座
https://unicoco.co/923/講座の概要欄を読むだけでも、「批評」という言葉への理解が改められたように感じます。
日本人のための第一次世界大戦史/板谷 敏彦(著)
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻の開始から1ヶ月あまり。今だからこそ、改めて学び直したいという書籍を紹介していただきました。
オフ会では歴史を切り口に話が盛り上がり、「日本史を学び直したい」「学生時代、歴史に弱かったからこそ勉強したい」というメンバーの声に応えて、歴史関連書籍の紹介も行われました。
以前にSlackの雑談チャンネルでも少し話題となりましたが、日本や世界史を知ることは、広報やPRの役割・効果のようなものを実感できる機会にもなりそうです。
昭和史 1926-1945/半藤 一利(著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B007WQR01C
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書/山﨑 圭一(著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4797397128
②「履歴からのレコメンド」ではない出会い
今回のオフ会は、おすすめする本の「ジャンルを問わない」からこそ、購入履歴からのレコメンドや、普段の生活圏内では出会えなかったかもしれない本を知る場にもなりました。
トナリノ広報部のコミュニティには、「企業活動における書く仕事」にさまざまな形で携わる人が集まっています。そのため、興味範囲が重なりつつも、多様な分野についての情報交換ができたように思います。
「過去に読んで気に入っている本」「最近読んだ本」として挙げられた中から一部を紹介しますので、もし興味をひかれた本があれば、ぜひ手に取ってみてください。
ロマンティックあげない/松田青子
おばちゃんたちのいるところ/松田青子
女ふたり、暮らしています。/キム・ハナ(著)、ファン・ソヌ(著)、清水知佐子(翻訳)
オタク女子が、4人で暮らしてみたら。/藤井 千明(著)
夜の谷を行く/桐野 夏生(著)
PMBOKはじめの一歩 スッキリわかるプロジェクトマネジメントの基本/飯田 剛弘(著)、奥田 智洋(著)、國枝 善信(著)
世界一ゆる〜いイラスト解剖学 からだと筋肉のしくみ/有川 譲二(著)
今後もカタチを変えて開催予定
今回のオフ会は、仕事の領域から趣味・プライベートなお話まで、ざっくばらんに雑談する時間になりました。
オフ会は、普段リモートワークでひとりで仕事をしている方、社内に同じ職種のメンバーがいない方などの、リフレッシュの場としてもぜひご活用いただけたらと思います。
今後もカタチを変えて、トナリノ広報部だからこそできる、Slackだけではないみなさんとの交流の場を創出したいと考えています。興味があるテーマの際に、ぜひまたご参加ください。
このレポートで紹介した本を読んでみた感想など、もしよろしければSlackで気軽にシェアいただけると嬉しいです!

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