トナリノ広報部では現在、コミュニティメンバーのみなさんと一緒に、「アクティブ・ブック・ダイアローグ®」という読書手法を応用し、複数人で1冊の本を分担して読み、その内容をシェアし合う形式の読書会を試しに開催しています。
第1回はトライアルということもあり、できるだけ短時間で気軽に読める本を選書しました。テーマは「文体」。
1回目が好評だったため、10月30日(水)(※募集時の日程からリスケ)に第2回を開催してみました。
私たちが開催するABDで大切にしていることは、以下の2点です。
- 本のテーマを起点に、同業者同士が雑談や情報交換をすること
- 事前準備が必要なく、対象の本さえ購入すれば参加できること
今回選んだ一冊
『こうやって頭のなかを言語化する。』荒木俊哉 著(2024)
近年、「言語化」に関する本がたくさん出版されているのを見かけます。(ちなみに、Amazonでキーワード検索したら500件以上の書籍がヒットしました)
このワードが広まったのは、昔から多くの人が悩んでいたことを端的に表してくれるワードだからではないでしょうか。
私の仮説ですが、SNSの影響も相まって、社内外問わず自己アピールを迫られる風潮が強まっています。発信ツールはビジュアルや映像など様々ですが、言葉は誰でも使えるもの。しかも、若手社会人は小学校からキャリア教育が行われていて、キャリアシートに目標を書くことが日常の世代です。
そんな中で、自分の考えの発信を促す空気と、「言語化」のワードがバチっとハマったんじゃないかと思います。
「flier」掲載インタビューより(2024/12/26)
「言語化」に頭を悩ませているのは、個人だけではありません。企業も情報発信をしていくプロセスの中で、会社の特徴や強み、思想、経営哲学などをどのように言葉にして伝えればよいか、模索しています。
広報担当者、ライター、編集者として働くメンバーは日々、そんな「(クライアントや自社が発信したいことの)言語化」と向き合って仕事をしています。
でもそのプロセスやコツ、ポイントなどを、自分自身でしっかり把握できていないのではないか。それこそ“言語化”できていないのではないか、と思いました(無意識にできてしまっている人も多い印象)。
今回は本書を読んで、自分たちが行っている言語化プロセスとの共通点や違いを見つめなおすと共に、スキルの磨き方、仕事への活かし方のヒントを得られればと考えました。
当日の流れ
当日の流れは前回と同じ。たまたま前回と同じメンバーが参加してくれていたので、流れはスムーズでした。
- 読む箇所を選んで要約し、スライドに記入する(15分)
- 要約した内容を、順番に参加者全員に伝える(各2分)
本書の構成をふまえて、個人向けのワークを詳しく解説している章をのぞき、第1章・第2章を4人で分割して読むことにしました。
ちなみに今回、本書の結論部分にあたる第5章は、事前にファシリテーター役が読み、サマライズして最初にシェアしました。

確かに「なにを言うか」を考えるより先に、「どう言うか」を検討している企業も多いんですよね
サマライズの方法に関しては、以前わたしが参加した他のオンラインABDの形式を参考に真似させてもらっています。(スライド4枚にまとめる)
キャリアが長いからこそ、基本に立ち返る機会も必要
実は今回、主催者としてひとつ懸念していることがありました。「歴10年以上のキャリアがある人たち向けの本としては、平易すぎるかも…?」―― 今回選んだ荒木さんの著書は、専門家としての知見を凝縮したうえで表現をやさしくかみ砕き、専門職以外の人でも活用、実践できるように配慮された内容だったからです。
しかし、プロのノウハウが凝縮され、重要なポイントを厳選したうえで抽出されているからこそ、現場でそれなりのキャリアを重ねてきたメンバーが、それぞれの経験と照らし合わせて振り返る機会になったと感じています。
実際にダイアローグでは、普段、自分たちが取り組んでいる具体的な業務と関連づけた話がいろいろと広がりました。
これから読みたい本
今のところ、この読書会は、平日のランチタイムなどにさっと集まり、さくっと1時間で同じ本を読む→雑談する、という会として開催しています。
ただABDに慣れてきたら、ひとりで読み切るにはちょっと大変な本を、がっつり時間を取って取り上げてみるのもよいかな、と思っています。
この「みんなで分担して気軽に本を読む会」は、基本的にコミュニティメンバー向けのイベントとして実施していますが、メルマガ会員のみなさまにも参加いただけるようにしています。(メルマガ登録自体は無料ですが、イベント参加は有料)
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